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失われたデータ

昨日、今日と立て続けに「パソコン内のデータを取り出して欲しい」「復元して欲しい」という依頼を受けました。


1件目は「パソコンが起動しなくなったのでデータを取り出して欲しい」という依頼でした。パソコン本体からハードディスク(記憶装置)を取り出して診断しましたが、ハードディスク自体が全く動かないため、私の技術ではデータを取り出すことができませんでした。

このような状態の記憶装置からでもデータを取り出せる専門業者がいることを案内しましたが、それなりの料金がかかるため、「そこまでしなくてもいいよ」という返事が返ってきました。

この方は、別のパソコンも持っていらっしゃるので、今後このようなことが起きても大丈夫なように、データをこまめにバックアップ(退避)することになりました。


2件目は「ハードディスク内に保存していた写真が見れなくなった」という相談でした。ハードディスク内をくまなく検索してみたところ、一部の写真データが見つかったので復元しましたが、重要な写真データは一切見つかりませんでした。操作を誤ったか何かの拍子に写真データだけが消えてしまったようです。

この方は、外付けのハードディスクにバックアップを取っていらっしゃいましたが、ミラーリング方式の自動バックアップだったために、そのデータも上書きされて消去されてしまったようです。

消去されたデータでも復元可能な場合があるので詳しく調べてみましょうか?と申し出たところ、「家族に相談してみる」とおっしゃいました。早く検査すればそれだけ復元できる可能性が高くなるので、早めに相談してください、と告げました。


どちらの依頼者も、簡単にはデータが取り出せないと知ったとき、「そうですか・・・」と小さくつぶやかれたのが印象的でした。私も昔同じような経験をした時には、やはり同じように途方にくれてしまいました。

私がこの仕事を始めてからこれまでは運良く100%の確率でデータを復元してきたのですが、今回立て続けにお客様の望みをかなえることができず、とても残念でした。

せめて今後同じような思いをしなくても済むように、データのバックアップを確実に取るためのサポートをしてあげようと思います。

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BunBackup ドライブ接続監視バックアップとは

■ドライブ接続監視バックアップ機能とは
 
 フラッシュメモリーやMOなどのリムーバブルディスク(※)にバックアップをする場合ですが、これらは常に差し込んでいないと自動バックアップ機能は利用できません。このような場合には、ドライブ接続監視バックアップ機能を使いましょう。
※リムーバブルディスクとは、記憶媒体を本体から取り出せる記憶装置のことです
 
 ドライブ接続監視バックアップ機能を使えば、フラッシュメモリーやMOなどを差し込んだときに自動的にバックアップが開始されるのです。一度設定をしてしまえば、後はバックアップメディアを差し込むだけという、横着者のための機能です。
 
■ドライブ接続監視バックアップの基本設定
 
 例えば、フラッシュメモリーを接続するといつもFドライブになるとします。そしたら、まずはバックアップ先をFドライブにしてバックアップ設定をしておきます。
  → バックアップ設定についてはココをクリックして確認してください
 
 次に以下の設定を行います。
 
 ※ あらかじめ「機能表示設定」で、「自動バックアップ」機能と「ドライブ接続監視バックアップ」機能を表示する設定にしておくこと。
   → 機能表示設定
 
①メニューバーの「設定」→「環境設定」の順にクリックし、環境設定の画面を開きます

BunBackupドライブ監視設定1

②「監視」タブ内の、「ドライブを監視し接続されるとバックアップを開始する」にチェックを入れます
 
③メディアを差し込むだけですぐにバックアップ開始したければ「プレビューする」にはチェックを入れません
 
④「サイレントバックアップする」にはチェックを入れます
 
⑤「ボリュームラベルによって設定ファイルを切り替える」にはチェックを入れません
 ※ この設定は利用状況によって変わるので後ほど詳しく説明します
 
⑥バックアップメディアがMOやCD-RWなら「バックアップ後イジェクトする」にチェックを入れます
 
⑦フラッシュメモリーやメモリーカードなら「バックアップ後安全な取り外し」にチェックを入れます
 
⑧「自動バックアップ」タブ内の「Windows起動時に常駐」ボタンをクリックして、BunBackupを常駐させます

BunBackup自動バックアップ設定

 以上で設定は完了です。あとはパソコンを再起動し、バックアップメディアをセットすれば自動的にバックアップが開始されます。
 
 
■複数メディアを使い分けるための設定
 
 さて、⑤の「ボリュームラベルによって設定ファイルを切り替える」という部分ですが、ここは利用状況によって以下のように設定が変わってきます。
 
 ・メディアが1枚(1個)だけならチェックは入れません
 ・複数のメディアに同じ内容のバックアップをとる場合もチェックは入れません
 ・複数のメディアに違う内容のバックアップをとる場合はチェックを入れ、
  「ボリュームラベル設定」ボタンをクリックして詳細設定をします
 
 上記の「複数のメディアに違う内容のバックアップをとる場合」には、メディアを差し込んだときに、どのメディアがセットされたのか、セットされたメディアにはどんな内容のバックアップをすればよいのか、ということをパソコンに判断させなくてはいけません。
 
 そこで、各メディアにボリュームラベルという識別名を設定しておきます。ボリュームラベルはメディアのフォーマット(初期化)の際に設定できます。当然メディアごとに違う名前をつけます。
 
 さらに、バックアップ内容もそれぞれ作成し、違う名前(設定ファイル名)で保存しておきます。
 
 最後に、「ボリュームラベル設定」画面でボリュームラベルと設定ファイル名の関連付けを行います。

BunBackupドライブ監視設定2
 
BunBackupドライブ監視設定3

 これで、どのメディアに対して、どの設定ファイルを使ってバックアップするか、という判断をパソコンにさせることができ、複数のバックアップメディアを使い分ける場合にも対応できます。
 
 
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BunBackup で自動バックアップ

■自動バックアップ
 
 無料のバックアップソフト『BunBackup』の使い方について説明をしてきましたが、バックアップを定期的に実行するのって面倒ですよね。忙しかったりするとついつい忘れちゃいます。なので、必ず自動バックアップ機能を使いましょう。
 
 自動バックアップ機能を使うと、毎日○時とか、○時間置きとかにパソコンが勝手にバックアップをしてくれるというものです。「勝手に...」 といっても、もちろんパソコンの電源は入っていないといけませんが...
 
設定方法は以下のとおりです。
 
 ※ あらかじめ「機能表示設定」で自動バックアップ機能を表示する設定にしておくこと。
   → 機能表示設定
 
①メニューバーの「設定」→「環境設定」の順にクリックし、環境設定の画面を開きます

BunBackup自動バックアップ設定

②「自動バックアップ」タブ内の、「自動バックアップする」にチェックを入れます
 
③好きな時間設定にします。
 
④「Windows起動時に常駐」ボタンをクリックします。
 登録先には「スタートアップ」か「タスク」のいずれかを設定できます
 これは「スタートアップ」でよいでしょう
 (「タスク」は使ったことありません...)
 
 データ量が少なく、パソコンを使う時間帯があまり決まっていない人は「1時間ごと」にすれば良いでしょう。データ量が多い人は「1日ごと」にしても良いですが、この場合は時刻を設定しないといけません。自動バックアップを確実に実行できる最適な時刻に設定しましょう。ほぼ毎日パソコンの電源が入っていて、しかし使っていない、という時刻がベストです。職場ならお昼休みなどが良いかと思います。
 
 
■ログの記録
 
 自動的にバックアップをしてくれるのはいいけど、バックアップが上手くできてるかどうか、たまには確認しないといけません。そのためには、ログを記録するように設定しておかないといけません。ログとは記録のことです。
 
設定方法は以下のとおりです。
 
 ※ あらかじめ「機能表示設定」でログ機能を表示する設定にしておくこと。
   → 機能表示設定
 
①メニューバーの「設定」→「環境設定」の順にクリックし、環境設定の画面を開きます

BunBackupログ記録設定

②「ログ」タブ内の、「ログを記録する」にチェックを入れます
 
③「記録回数」を設定します
 
 記録回数は利用状況にも依るので一概に「○回くらい」とは言えません。少し多めに設定しておく事をお奨めします。
 
 ログを確認するには、メニューバーの「設定」→「ログ表示」の順にクリックします。
 
 
■タスクトレイ・アイコン
 
 ログで過去のバックアップの実行結果を確認できますが、バックアップの実行状況をリアルタイムに知らせてくれる「タスクトレイ・アイコン」というのもあります。これを表示するように設定しておけば、エラーが発生してもすぐに対応できます。
 
設定方法は以下のとおりです。
 
 ※ あらかじめ「機能表示設定」でタスクトレイアイコン機能を表示する設定にしておくこと。
   → 機能表示設定
 
①メニューバーの「設定」→「環境設定」の順にクリックし、環境設定の画面を開きます

BunBackupタスクトレイ設定

②「タスクトレイ」タブ内の、「タスクトレイにアイコンを表示する」にチェックを入れます
 
③「サイレントバックアップ時、エラーがあると点滅する」にもチェックを入れます
 
 これで、画面右下のタスクトレイ(タスクバー右端の時刻が表示されているところ)に BunBackup の黄色いアイコンが表示されます。定刻にバックアップが開始されるとアイコンが動きだします。またバックアップ中にエラーが発生するとアイコンが点滅して知らせてくれます。
 
 
■ドライブ接続監視バックアップ
 
 便利な自動バックアップですが、バックアップ先の記憶装置(=ハードディスクやMOやフラッシュメモリーなど)を常にパソコンに接続していないといけません。バックアップ開始時に記憶装置を接続していないと”エラー”となるからです。しかし、ノートパソコンの場合は記憶装置を常に接続していないこともあるかと思います。フラッシュメモリーを使う場合もそうですね。このような場合には、ドライブ接続監視バックアップというのが効果的なのですが...
 
 少し長くなったので、設定については次回にします。
 
 
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BunBackupの世代管理機能について

 除外ファイルの説明で少し触れましたが、BunBackup には世代管理機能というものがあります。
 
 世代管理機能を使うと最大で2,147,483,647日分の状態を保存できます。約588万年分です。
 
 毎日ミラーリングバックアップをすると、直近のバックアップ時よりも前に削除したファイルはバックアップ先からも削除されてしまい、復元したくても復元できません。
 
 しかし、世代管理機能を使ってバックアップしていれば、削除ファイルをバックアップ先から復元することができるのです。
 
 うっかりファイルを削除してしまったり、ファイルの修正内容を取り消して以前の状態に戻したい、といった場合に効果を発揮します。
 
設定の仕方は以下のとおりです。
 
①バックアップ設定画面で[詳細]ボタンをクリックします。
 
BunBackupバックアップ設定

 
②「世代管理」タブの中の「世代管理する」にチェックを入れ、「保存期間」を指定し、「世代管理をバックアップ先とは別のフォルダに保存する」にチェックを入れ、「世代管理を保存するフォルダ」を指定します。
 
BunBackup世代管理設定
(クリックすると拡大します)

 ここの「保存期間」というのが最大2,147,483,647日分なんですが、この期間を長くしすぎるとバックアップ先の領域がなくなってしまうので、バックアップデータの量とバックアップ先の容量を良く考えて設定してください。
 
 また、「世代管理をバックアップ先とは別のフォルダに保存する」にチェックを入れておかないと、世代管理ファイルが最新のバックアップファイルと同じ場所に保存され、しかも同じ日付のファイルがサブフォルダ毎にバラバラに保存されてしまうので、復元しづらくなり、とても不便です。
 

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BunBackup のバックアップ条件指定について

 そうそう、言い忘れてましたが BunBackup では、バックアップするファイルの条件を指定することができます。指定できる条件とは、次の1と2のいずれかです。
 
  1.全てのファイル
 
  2.次のいずれかの条件を満たすファイル
 
   ・ファイル名が前回と異なるファイル
   ・ファイルのサイズが前回と異なるファイル
   ・ファイルの更新日時が前回より新しい、または異なるファイル
 
 「全てのファイル」を指定すると、文字通りバックアップ元の全てのファイルをコピーします。一番確実に、洩れ無くバックアップできるのがこの方法です。
 
 しかし、この方法だと前回バックアップしたファイルも再びコピーすることになり、場合によってはバックアップにえらく時間がかかってしまいます。
 
 2.の方法を指定すれば、前回バックアップしたときと同じファイルはコピーしないので、バックアップにかかる時間は短くなります。
 
 前回バックアップしたのと同じファイルかどうかは、ファイル名・サイズ・更新日時を見て判断されます。
 
 注意したいのはファイルの更新日時で、「新しい日時」と「異なる日時」のどちらかを選ぶことができるのですが、必ず「異なる日時」を指定しましょう。ごく稀に、更新日時が更新前よりも古くなるデータがあるからです。
 
 お勧めの設定方法は、あまり時間がかからないのであれば「全てのファイル」、時間がかかるようであれば以下の画面のとおり。
 
BunBackupお奨めバックアップ設定
(クリックすると拡大します)

 
 時間がかかるかか、からないかの基準は、あなたの感覚で決めてください。
 
 余談ですが、バックアップにかかる時間を速くするための「高速ファイルチェック機能」というものもあります。この機能は必ずONにしておいた方が良いでしょう。
 

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